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「茶道用(セレモニアルグレード)」とは?

英語圏で使われる「ceremonial grade(セレモニアルグレード)」は、輸出市場やマーケティングで用いられる表現で、日本で法的に定められた茶の等級ではありません。WHISK.の日本語サイトでは、この言葉を「茶道用」と表しています。お湯で点てて楽しめる抹茶として売り手が提供していることを示す場合もありますが、拘束力のある統一基準はありません。産地、品種、摘採時期、製法、鮮度、味わいのほうが、より役に立つ情報です。

ただし、ひとつの前提は広く共有されるようになりました。茶道用として売られる抹茶は一番茶であるべき、というものです。WHISK.もこの前提に従っています。この言葉を冠しているのは、一番茶の単一品種である宇治光とさえみどりだけで、一番茶と二番茶を合わせたブレンドには使っていません。

この言葉が意味しないこと

日本には「セレモニアルグレード」と呼ばれる公的な認証はありません。JASの等級でもなく、このラベルを与える日本共通の検査もありません。そのため、茶道用と表示された缶でも、売り手によって中身は大きく異なることがあります。

「料理用」という言葉も、輸出市場では同じように曖昧に使われています。どちらのラベルも、それだけでは摘採時期、産地、品種、製法を教えてくれません。

抹茶を見きわめるには

実際的な問いに、はっきりと答えているかを確かめましょう。

日本の茶の世界には、より的確な独自の言葉があります。薄茶に向く抹茶、濃茶に向く抹茶です。これらは統一された等級ではなく、用途による区分です。

WHISK.の考える「茶道用」

WHISK.は「茶道用」を、厳選した抹茶をわかりやすく伝えるための表現として使っています。日本の法的な認証を主張するものではありません。あわせて、可能な範囲でより具体的な事実もお伝えしています。

WHISK.の缶は、複数の品種や茶期を合わせたブレンドであっても、すべて県単位のシングルオリジンです。宇治産のみ、または八女産のみで構成しています。

WHISK.の四つの缶はすべて「茶道用」?

そのうちの二つです。茶道用の抹茶は一般に一番茶と理解されていることから、この言葉は宇治光とさえみどりのものです。どちらも覆いをかけて育て、石臼で挽いた一番茶の単一品種です。ボタニストブレンドとエブリデイブレンドは一番茶と二番茶の茶葉を合わせたもので(各商品ページに摘採時期を記載しています)、ミルクとの組み合わせや毎日の一服のために仕立てています。もちろん、そのまま点てても同じように楽しめます。四つのうち、遅い茶期の料理用粉末はひとつもありません。

「茶道用(セレモニアル)」や「料理用(カリナリー)」という言葉は、欧米の輸出市場で生まれました。そのため日本の生産者は、産地、品種、摘採時期、用途でお茶を語る傾向があります。WHISK.のすべての商品ページに記載しているのも、まさにこうした情報です。

実践のポイント

「茶道用」という言葉は、そのまま味わってほしいというお誘いとして受け取り、残りは品種、摘採時期、産地といった詳細に語らせましょう。最初の一服には、WHISK.の基本の湯温である70〜75℃のお湯60〜70mlに、1.5〜2gの抹茶をどうぞ。あとは一服がおのずと語ってくれます。

WHISK.の抹茶

抹茶コレクションでは、すべての缶の品種、摘採時期、産地をご紹介しています。どんな抹茶についても、最も多くを教えてくれる三つの情報です。